工場の現場で働いていて上司に無茶を言われた経験はありませんか?
上司にできもしないことを強要されて振り回された経験あると思います。
この記事では工場勤務4年目の僕が現場を理解していない上司が現場にもたらす問題と
その対処法を紹介していきたいと思います。

そもそもなんで上司が現場を理解していないの?
その人によるでしょ!

僕が「上司ガチャを外した」とかではなくてどの工場でも起こる
仕方ない事なんだよ。
- 管理職コースで現場経験がない
- 現場経験あっても今と異なった知識
- 仕事が多く現場を見に来る余裕がない
以上が理解していない理由だと思います。
現場で経験を積んでいないことと、現場を理解する時間もない事が考えられます。
現場への理解が浅い上司が引き起こす問題
- 評価と実態のズレ
- 非現実的な納期・指示
- 浅い考えでの改善指示
- 休憩時間・残業への理解
- 生産優先
現場のことを理解していないが為に起きる現場の考えとのズレ。
以上の5つがあげられるので1つずつ紹介していきます。
評価と実態のズレ
ボーナスや日々の評価をしてくれるのはもちろん上司なのですが
その上司が現場に来る機会が少なく誰がどんな風に仕事をしているか
全く理解していなく上辺だけの評価をしてしまっています。

つまり?どういうこと?

「1日中ラインに入っていて改善提案などを少し出している人」と
「1日中ラインに入らずただ座って少し多めに改善提案を出している人」
だと状況が異なるでしょ?

なるほど!後者のほうがいい評価を付けられるから
‘‘上辺だけ‘‘ってことか!
背景をわからずに評価をしてしまいますが本当に頑張っている人が損している気分になりモチベーションが下がってしまいますね。
以下の記事ではもっと詳しく工場の評価基準についての不満を書いているのでより詳しくしりたい方は合わせて読んでみてください!
非現実的な納期・指示
記入後提出が必要な書類などの期日をかなり非現実的な日数を押し付けてきます。
当日中なんてよくある話ですが、現場の予定を把握していないで言っているので
ずっとラインに入ってなきゃいけない日でも「これ今日中でお願い」といわれ残業しながら書くことも多々あります…
上の人間は現場の人間を基本下に見ている風潮がある為、無理難題を押し付けられることがほとんどです。
浅い考えでの改善指示

こちらもかなり感じます。
トラブルやロスが起きた際「こうしてみて」と案を出されるのですが現場がどのような作業を行っているかもあまり把握していなく
実際に作業もしたことないので、作業効率が落ちてしまうような改善案ばかり提案されます。
又、この対策提案も「今からやってみて」など何も考えずに無理なことを言われることが多々あり
振り回される経験を何度もしたことがあります。
休憩時間・残業への理解
現場が何時に休憩にいって何時に誰が退勤かもまったく把握していません。
このことで、休憩時間にも電話がかかってきたり、退勤時間間際なのに仕事を与えられたりすることが良くあります。
又、残業が発生することを伝えても「でも今日中にお願いしたいんだよ」など断りにくくされてしまいます。
残業することを知っていてもお構いなしに仕事を与えてきます。

じゃあ残業も結構発生しちゃうのかな?

断れないことで残業が発生することはもちろんあるし
工場勤務は人員不足などで元々の残業が多かったりするよ。
残業時間に関しても詳しく書いているのでチェックしてみてください。
生産優先

最後にこちらです。
生産量ばかりを優先して労働安全面も食品安全面も後回しになっていることがあります
品質に関して問題が発生したと現場で判断して報告しても
生産優先でロスを出したくないので「大丈夫」といわれ生産をつづけて問題が発生したときに
「なんでこうなったの」と手のひらを返して責めてくるだけです。
どうしたら、上司からの理不尽を防げるか?
では上司が現場を知らないことによる理不尽をどのようにして防げるか?紹介していきます。
上司は現場の基礎知識もなければ現場について知る時間もあまりない事が多いです。
その為現場のことを教えてあげればいいのです。

上司に教えることなんてできないよ。

直接指導!は恐れ多いね(笑)
それ以外の方法があるから大丈夫!
直接教えるのではなく、記録やデータを提出すればいいのです。
個人的にもっとも有効だと思う方法は写真を見せることです。
上司が的外れな改善案を出してきても写真付きで
この作業をするの当たってこういう理由でこの案のほうがいいと思います。
と丁寧に教えていくことで現場の作業も仕組みも理解することができます。
ほかにも上司とは別の「信頼できる中間管理職にクッション役を頼る」のもかなり有効です。
上司よりも話しやすく現場に来る時間のある方に現場の意見を聞かせ仲介してもらうのです。
まとめ
上司が現場を理解していないのは悪気があるわけではなく工場の仕組みの問題であることがほとんどです。
そのため上司のことを裏で悪く言ったり責めても何も変わりません。
現場の声をきちんと伝えられる環境があるかが大切です。
「上司との距離が近い職場」は非常に仕事がしやすいです。
現場のためにまず現場の声を伝えるために行動を起こしてみましょう!
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