フリースタイルバトルやラップの音源を聞いていて
「この歌詞どこかで聞いた?」
「このビート知ってるな?」
なんて思ったことはありませんか?

違う人の曲のセリフを
パクっているの?
パクリと勘違いしてしまう人も少なくないかもしれませんが
「サンプリング」という文化的背景があるんです!

「俺は○○生まれ○○育ち
○○な奴は大体友達」
なんか有名だよね!
1:50~が有名なフレーズです!
こちらは「Grateful Days」の
Zeebraのバースです!
この記事では「サンプリング」について詳しく説明していきます!
- サンプリングとは?
- パクリとサンプリングの違い
- サンプリングをする意味
- サンプリングの魅力
早速紹介していきます!
「サンプリング」ってそもそも何?

「サンプリング」という言葉の意味は英語の「サンプル」に由来しており
「全体の中から一部分を抜き出す行為の事」を意味しています!

過去の曲の一部を切り取って
新しい曲に取り入れるって事!
HIPHOPでの「サンプリング」は
ただのコピーではなく。
作品の「引用」「コラージュ」のような文化です!

特に発展してきた技法で
昔のレコードを使うことも!

でも、これって
パクリと何が違うのかな?
続いてパクリとサンプリングは
何が違うのか?説明します!
パクリとサンプリングは何が違うの?

パクリとサンプリングの違いですが。
正直「明確に違う」とは
僕たちで判断できません。
「サンプリング」
契約・権利処理が済んだ上で使用
「パクリ」
許可を取らずに使用すること。
サンプリングはリスペクトやオマージュの意味も含みます!
それに対してパクリはただの盗作ですよね…

許可取ったかどうかなんてわかんないじゃんね!

そう。実際は違うんだけど
僕じゃわからないんだ!
ではパクリ?と思われるかもしれない
サンプリングをなぜする意味があるのか?
サンプリングをする意味と魅力
過去の名曲を蘇らせる
HIPHOPはとにかく「歴史を語り継ぐ音楽」です。
そのため、過去の偉大なアーティストの遺産を
アップデートして未来に残す意味があると思います!

HIPHOPは本当に文化大事!
先人にも同じ敬意を
示しているんだ!
文化の再継承を行っているということになります!
リスナーへの体験価値
皆さんは映画やアニメなどで、
有名なセリフやポーズのパロディに気づけたら
ちょっと誇らしい気持ちになりませんか?

知っている物が出てきたら
ちょっと‘‘通‘‘な気分になれるよね!
サンプリングもそれと同じです!
HIPHOPという長い文化の中で
元ネタを知っているリスナーは倍楽しめるということです!
アーティスト同士の対話

曲を通して対話のようなものをしていることがあります!
特に最近有名なのは「ジャンケン」のノリがあります。
「ジャンケンいっつも
負けないチョキ」
Watson ASOBI
「安飯のジャンケン負けて奢り
負けないって
聞いてたはずのチョキ」
JAKEN Seaside Flow
表現は多少変わっていますが自分なりの歌詞に落とし込んでいる為
こちらもサンプリングになってます!

これも分かる人が見れば「Watson」の
ジャンケンだ!ってなるよね!
直接的にではなく
「あのフレーズに対するアンサーだな?」と伝わるものも楽しみですね!
まとめ
サンプリングは単なるパクリなどではなく
現在と過去をつなぐHIPHOPならではの表現方法なんです!

元ネタを知ってれば嬉しいよ!
リスナーにも需要があるよね!

分からなくても
探すのも1つの楽しみだね!
アーティストのリスペクトと遊び心が込められた
HIPHOP文化の魅力のひとつといえます
今日の曲紹介
「俺負けず嫌いだし
じゃんけんグー」
Ralph Get Back
こちらも本文で紹介したジャンケンの続きですね。
他にもジャンケンネタをサンプリングしている曲もあるので
是非探してみてください!
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